迷惑メールの見分け方

ここでは、迷惑メールやフィッシング詐欺を見抜くための実践的なチェックポイントを紹介します。これらを意識することで、多くの詐欺メールを事前に防ぐことができます。実際の事例は 事例データベース でも確認できます。

① 差出人アドレスを確認

送信元が本当に公式ドメインかを必ず確認してください。たとえば、Amazonなら @amazon.co.jp、Nintendoなら @nintendo.co.jp です。これ以外のドメイン(例:@amz-support.com@n1ntendo.com)は偽装の可能性があります。

🔍 一文字違い・ハイフン付きドメインに注意

例:@amazon-co-jp.com@support-nintendo.co.com → 偽物

最近の詐欺メールでは、送信者名だけを「Amazon」や「任天堂」に偽装している場合もあります。表示名だけで判断せず、必ずメールアドレス全体を見るようにしましょう。

② リンク先URLを確認

ボタンやリンクをクリックする前に、マウスを重ねてURLを確認しましょう。見た目が正しくても、リンク先が別ドメイン(例:amazon-help.jplogin-nintendo.shop)なら詐欺の可能性が高いです。

  • 正規:https://www.amazon.co.jp/...
  • 偽装:https://amazon-support-jp.com/...

スマートフォンではURLが見づらいことがあります。クリックする前に「リンクを長押し」して実際のURLを確認してください。

③ 内容・文面を見極める

「今すぐ更新」「48時間以内に手続き」など、急かす表現は詐欺メールの典型です。公式企業は、短時間での対応を強制するような文面は送りません。

⚠️ 「支払い方法の更新」「アカウント停止」などの文言が出たら注意。

焦らず、公式サイトやアプリから直接ログインして確認。

文面の日本語にも注目しましょう。翻訳調の不自然な文章や、社名・担当名の記載がないメールも要注意です。

④ クリックしてしまった場合の対応

もし誤ってリンクを開いてしまった場合は、すぐに以下の対応を行ってください。

  • パスワードを直ちに変更
  • クレジットカード・銀行口座を一時停止/再発行依頼
  • セキュリティソフトでウイルススキャンを実施
  • 公式サポート(Amazon・銀行など)へ状況を報告

被害が出ていなくても、早めに報告しておくことで不正利用を防げます。


さらに詳しい手口や実例は、迷惑メール事例データベースをご覧ください。